根無し草のスカポンタン

死ぬことすら気に食わねぇ

発熱とねむのき

熱が出た。

今日はねむのき美術館に行ったのだが、辛い体調でも見たいと毎回必ず帰省の際は訪れる。

 

ねむの木学園という様々なハンデを背負った人たちを受け入れる施設にいる人たちの絵画が飾られている。

その人たちのストーリーも展示してあったりして、その壮絶なストーリーに胸が苦しくなる。

自分の病名を聞かされ、日々泣き続けた

発作がひどいから、先生と体をロープでくくりつけて絵を描いた

など。それでも付け加えられていたのは、愛という言葉だった。

愛は痛いものだとつくづく感じる。

 

こういうストーリーの上で出来上がっている作品群だから、これはもはや絵というよりも、生き様や魂といった普遍的なものを表すもの…

なんというか、アートであると思う。

 

背負ってしまったハンデ。

しかしそれに絶望しながらも、生きるエネルギーを絵に消化する。

あまりにも生々しく、悲しくも美しくて、その凄みに見ていると汗が出てくる。

悲しみと美しさが混在する。

綺麗事では片付けられない、本物のアートがそこにあった。

 

やさしくね。

やさしいことは、つよいのよ。